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Yeah! めっちゃウィークデイ

 

 初夏の候、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。弊社はと言いますとかねてよりの社長の強い意向により、6/7㈮に千葉の富津まで潮干狩りにいってきました。重要なことなのでもう一度言いますが、6/7㈮にいってきました。そう、平日です。朝8時にレンタカーで会社を出発し、通勤する人々を横目に潮干狩りへと向かうあの解放感を、きっと生涯忘れることはないでしょう。

 

アクアラインを渡り、弊社御用達の海ほたるで休憩を挟みつつ車に揺られること約2時間。弊社一行は富津海岸の潮干狩り場に到着しました。天候は快晴…ではなく曇り。しかし、長期戦が想定される潮干狩りにおいては、曇り空こそがベストコンディションなのです。珍しく天気も弊社に味方をしてくれています。前途は洋々。熊手と網を手に、いざ狩場へ。

 

 

 …などと意気込んではみたものの、弊社社員は発起人の社長を含め殆どが潮干狩り未経験者のため、実際のところどれくらいの成果が見込めるのかは全くの未知数と言わざるを得ません。筆者はよく採れる場所を慎重に見極めないと効率的に採れないといったような、そういうゲーム性のものを想像していて、正直なところあまり自信はありませんでした。ところが適当に奥の方まで進み熊手で砂を掻き出してみると、採れる採れる。pingを打てば打った分だけ、しっかり応答が返ってきます。通信断無しです。たのしい。検証や本番切替もこうあってほしいものですね。

 

社員一同、無心にハマグリを乱獲したり、蟹を見つけたりと、思い思いに潮干狩りを楽しみました。熱中のあまり、なかなか戻ってこない社員も現れるほど。でも、そんな皆の様子を見ている時の社長が一番うれしそうだったかもしれません。粋な計らいをありがとうございます。

 

 

 潮干狩りは盛況のうちに終わり、お腹もいい具合に減ってきたので、昼食に向かいます。会場は「the fish」という道の駅の敷地内にある「海鮮浜焼き食べ放題 まるやま」。東京湾を臨みながら海鮮の浜焼きを楽しめるということで、否応なく期待が高まります。

 

 

これですよ、この圧倒的な視覚の暴力。一行のボルテージは最高潮に達し、フロアの温度も急上昇です。比喩ではなく、マジのやつです。時々爆発音と共に流れ弾も飛んでくるので、メインの潮干狩りより断然、過酷な現場となりました。もっとも命を頂くわけですから、こちらも命を懸けるのは当然ですね。この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます!!

 

 

 食事を終えた後はお土産を選んだり、ソフトクリームを食べたり、堤防に腰かけて歓談したり、とても平日とは思えないシーサイドな自由時間を満喫。とはいえあまりボヤボヤしてはいられません。浜焼きを食べ終えたのがだいたい13時半。しかしあろうことか我々はこの後16時半に「焼肉きんぐ 浅草店」の予約を控えていたのです。焼肉の王に挑むには頼りなさすぎるたった三時間のインターバル。あまりにも常軌を逸したスケジュールのように見えますが、当初は千葉で潮干狩りをしたあと静岡まで「さわやか」を食べに行こうという話まであったので、これでも狂気に関しては下方修正されたほうなのです。さすがは弊社、フルスイングという屋号は伊達ではありません。

 

 

 少しでも胃にスペースを確保できるようにと海ほたるにて祈りのようなトイレ休憩を挟みつつ、アクアラインを渡ります。同じ日本とは思えない東京の複雑な交通に戸惑いながらも無事、焼肉きんぐに到着。果たして食べられるのかと肝を冷やしましたが、食べ始めてみればなんてことはなく、ぺろりと平らげてしまいました。日頃のフルスイングな食生活は、いつの間にか社員一同の胃袋の総体積を拡張していたようです。こうなればあとは帰るだけ。満足感と疲労とハマグリを携え、それぞれの家路についたのでした。

 

 以上が弊社潮干狩りイベントのレポートです。前日に家族に予定を聞かれ「明日は会社の潮干狩り」とさも当然のように答えましたが、「会社の潮干狩りって何」と当然のように聞き返されました。ですが、実際のところ自分も「会社の潮干狩り」とは一体なんなのか、未だによくわかっていません。でも、そんなところが弊社らしくて好きです。きっとそんな弊社だから、我々社員も「明日もがんばろー」と思えるのだと思います。